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小林よしのり
2020.2.28 14:31日々の出来事

コロナ・パニックを止めろ

変だな。日本でのインフルエンザの年間の感染者数は
1000万人、死者は1万人だという。
1億の人口の1割が、毎年インフルエンザに感染して
いることになる。

わしはインフルエンザの注射もしないし、感染したら、
病院にも行かずに、家で40度くらい熱出しながら、
ビタミンCとユンケル飲んで、3日くらい睡眠取りま
くって治していた。

学級閉鎖は国家が全国に注文すべきことなのだろうか?
この1・2週間がコロナの感染拡大、封じ込めの戦争だ
と言われれば同調圧力は高まるが、そこまで言うなら、
最初の段階で中国人観光客を入国禁止にしておくべき
だったのではないか?
わしはそう主張していた。
コロナ対策費をケチって、他国に比べて負けてるのも、
「英断」なのか?

さらに言えば、グローバリズムを推奨し、観光立国を
推奨すれば、ウィルスも入ってくるのは当たり前だ。
わしは反グローバリズムだから、今の事態は予想通りだ。
だからわしは保護主義なのだ。

今さら首相のトップダウンが「学級閉鎖」でようやく
実現して、それが「英断」なんて言えるのか?
馬鹿馬鹿しい。

学級閉鎖は本来、学校ごとに決断すべきで、町に感染者
が出た、市内に感染者が出た、県内に感染者が出たと
なった時に、学校が独自に閉鎖するか否か決断すればいい。

インフルエンザのように、自力で治すこともできる
コロナウィルスで、パニックになって、権力の発動を
期待してやまない者が、ネトウヨだけでなく、玉川徹
みたいな左翼にもいる。
まるで、マスコミと権力が「共犯関係」に見える。
マスコミがパニックを誘導し、権力の独裁を期待し、
自粛の同調圧力を高めている。

コロナウィルスの実態が分かっていないし、特効薬も
ないから怖いんだという気持ちは少し分かる。
だが、子供の感染率は極めて低いし、死亡してるのは
高齢者ばかり、特効薬もないのに治っている感染者も
いるのだろう。
となると、わしの場合は怖いと思わない。
感染したら、自宅療養で治してやろうと思っている。

国家が強権を発動すべき時はあると思うが、今回はもう
後手後手で遅すぎる。
なるべく国家権力の個人への介入は警戒するというのが、
わしの考えだ。
しかし玉川徹らマスコミがパニックを誘導するから、
すでにトイレットペーパーまで売り切れている。
どうしようもないバカ騒ぎだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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